台湾総統選挙
2024年01月15日
今月13日に台湾では総統選挙がありました。
今回も与党である民進党の頼清徳氏が勝利しました。
しかしながら頼清徳氏は過半数を取れなかった、しかも日本の国会にあたる立法院も過半数割れ(国民党が1位)したため議会の運営は難しくなります。
現在の民進党の考え方は中国と距離をおき、台湾の自治権を主張しています。中国主席習近平氏の掲げている、1つの中国、統一は必然的であり武力行使も辞さない、との主張に反対しています。
習近平氏は毛沢東に並ぶ歴史的に名を遺す願望を持っています。それは中国統一です。雨傘運動からの香港を見れば明らかだと思われます。
台湾には18歳以上の男子に兵役が課せられています。今までは4か月間でしたが今は1年に延長されました。国民の間では祖国防衛の意識が高く、防衛やけが人の処置に関する専門学校に通う人が大勢いて、予約でいっぱいなのだとか。
一方、彼らは親日家で知られているように、我が国の能登地震の支援に向けた市民からの寄付金が5日間で11億8200万円になったと台湾保健当局が発表しました。
日本人の中には先の大戦で現在の中華人民共和国に負けたと考えている人が多いように思われます。実は日本が降伏したのは蒋介石率いる中華民国(現在の台湾)なのです。
彼は敗戦の際に「以徳報怨」と発言したのです。意味は憎い人に対して仕返しではなくあえて恩恵を施すこと。
しかも彼は日本に賠償金の請求さえしなかったのである。
朝鮮半島と同じように台湾も日本の植民地だった過去を持つにも関わらず親日なのである。
皆様はどう思われましたか?